なぜ賃貸アパートで結露が起きやすいのか
結露は、室内の暖かく湿った空気が冷えた窓ガラスや外壁に触れることで、空気中の水分が液化する現象です。賃貸アパート——特に築年数の古い物件——で結露が多発する背景には、建物構造と生活習慣の二つの要因があります。
構造面では、単板ガラスや薄い壁・床など断熱性能の低さが主因です。複層ガラス(ペアガラス)や断熱材が十分に施工されていない建物では、外気温が下がるほど壁面・窓面が室内側からも冷えやすく、結露の発生条件が整います。鉄筋コンクリート造(RC造)は気密性が高いため、木造よりも湿気がこもりやすいという特性もあります。
生活習慣面では、洗濯物の室内干し・浴室の蒸気・煮炊き・人の呼吸・加湿器の過剰使用が室内湿度を押し上げます。4人家族が1日に排出する水蒸気量は約10リットルとも言われており、換気が不十分なワンルームでは湿度が急上昇しやすい環境になっています。
結露を放置すると、窓枠・壁紙・押し入れの内側にカビが繁殖します。カビの胞子は喘息・アレルギー性鼻炎・皮膚炎の原因となるほか、に「換気怠慢による借主の管理不足」と判断されれば、高額なを請求されるもあります。健康と費用の両面から、早期の対策が不可欠です。
