鉄筋コンクリート(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)の賃貸マンションで、部屋の角に柱の出っ張りがあったり、天井の端に梁(はり)が飛び出していたりする物件を見たことがある方は多いでしょう。内見時に「邪魔だな」「部屋が狭く感じる」と思われがちですが、構造の必然から生まれるこれらの出っ張りは、正しく理解して活用すれば生活の工夫につながります。
なぜ梁・柱の出っ張りが生まれるのか
RC造・SRC造の建物は、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで作ります。この際、建物の構造を支える柱(縦方向)と梁(横方向)が建物全体に張り巡らされており、それらが室内に飛び出してくる「出っ張り」が生じます。
柱の出っ張り(コーナー柱)は主に部屋の四隅に現れます。外壁と接する角部分に構造柱が来ることが多く、内見すると壁から5〜20cm程度飛び出した四角いボックス状の出っ張りとして確認できます。
梁の出っ張り(下がり梁・下がり天井)は天井に沿って横向きに出ます。二つの柱を結ぶ梁が天井から20〜30cm以上下がって出っ張るため、その部分では天井高が低くなります。特にRC造物件の側の壁面沿いや、部屋の中央付近に現れることが多いです。
