賃貸住宅でなぜ結露が起きるのか
結露は「暖かく湿った空気」が「冷たい面」に触れたときに発生します。空気は温度が高いほど多くの水蒸気を含めますが、一定温度(露点)を下回ると含みきれなくなった水分が水滴になる——これが結露のメカニズムです。
賃貸住宅、とくに築年数の古いアパートで結露が起きやすい理由は主に三つあります。
断熱性が低い:コンクリート造でも木造でも、断熱材が薄いか入っていない物件では外壁や窓が外気温に近い温度まで冷えます。室内との温度差が大きいほど、水滴が付きやすくなります。
気密性が中途半端:近年の高気密住宅は計画換気で湿気を排出しますが、古い物件は「隙間は多いが換気経路がない」状態になりがちです。外気は入ってくるのに湿気は逃げないという最悪のパターンになることもあります。
生活で湿度が上がりやすい:一人暮らし・ファミリーを問わず、調理・入浴・洗濯物の室内干しで室内湿度は想像以上に上昇します。冬場に加湿器を使えばさらに水蒸気が増え、窓ガラスや北側の壁に集中して結露が発生します。
