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日本の固定インターネット回線市場は、NTT東日本/西日本が敷設した「光ファイバー網」を、複数の事業者が借りて利用する構造になっている。物件で実際に光回線を使うには「回線契約」と「プロバイダ契約」の2つが必要だ。この2つを分けて考えないと、料金体系も解約条件も理解できない。
NTT東日本/西日本が提供する「フレッツ光ネクスト」は、回線契約をNTT、プロバイダ契約をBIGLOBE/OCN/@nifty/So-netなどから別々に結ぶ方式。請求も2社に分かれるため管理は煩雑だが、プロバイダの選択肢が最も広い。
NTTの光回線をドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルなどが「OEM」で借り、自社ブランドで提供する仕組み。回線とプロバイダが1社で完結するため料金も窓口も一本化される。
光コラボは携帯キャリアとのセット割引(ドコモ光×ドコモのスマホ料金プラン等。※ahamo・povoはセット割対象外)を使うと月額1,000円前後の値引きが受けられることもある。すでに使っている携帯キャリアと合わせるのが最もコスパが良い。
夜間の混雑時間帯(19:00〜23:00)に速度が落ちる物件では、IPv6 IPoE(v6プラス・transix)対応プロバイダが必須だ。IPv4のみのプロバイダ(昔ながらのPPPoE方式)は同じ光回線でも夜間に5〜10Mbpsまで速度が低下することがある。
IPv6 IPoEに対応している主要プロバイダ:
契約前にプロバイダの公式サイトで「IPv6 IPoE 対応」「v6プラス」と明示されているか必ず確認する。
光コラボの多くは「2年契約」「3年契約」を前提としており、契約期間中の解約に違約金(10,000〜25,000円)が発生する。短期滞在の外国人は契約期間なしの「縛りなしプラン」(enひかり等)を選ぶか、UQ WiMAXなどモバイル回線の方が現実的だ。
光コラボは新規契約時に20,000〜50,000円のキャッシュバックが提示されるが、受け取り条件(12か月後にメール申請等)が複雑で、忘れて受け取り損ねるケースが多い。受け取り手続きの簡便さも比較ポイントに含めること。
NTT・光コラボ各社とも、本人確認書類として「在留カード」を受け付けている。ただし在留期間の残り(最低6か月以上、推奨1年以上)を求められることがある。短期滞在ビザでは契約を断られる事例が報告されている。
光回線の支払い方法は原則として「クレジットカード」または「口座振替」だが、クレジットカードのみ対応の事業者が増えている。日本のクレジットカード(楽天カード・三井住友カード等)が手元にない場合は、口座振替対応の事業者(OCN光・ぷらら等)を選ぶか、ゆうちょ銀行口座を開設して対応する。
申込時に日本の電話番号(携帯または固定)が必須。SIMフリー端末で楽天モバイル・LINEMO等を契約すれば月額数百円から番号を入手できる。
ほとんどのプロバイダは日本語のみのサポート対応で、英語電話窓口を持つのは限定的(ソフトバンク光・OCN光に英語サポート窓口あり)。トラブル時に通訳が確保できないと困るため、英語対応プロバイダを優先するのも一つの選択肢だ。
入居物件の光回線対応状況は、契約時に管理会社へ「フレッツ光・光コラボの開通可否」を必ず確認する。「光対応物件」と表示されていても実際は別事業者の独自回線で、希望のプロバイダが使えないことがある。
新規導入の工事費用は16,500〜44,000円程度。光コラボでは「実質無料キャンペーン」で工事費を24〜36回分割の月額値引きで相殺するケースが一般的だ。途中解約すると残債が一括請求される点に注意。
NTT光・プロバイダ選びは「フレッツ光vs光コラボ」「プロバイダのIPv6 IPoE対応」「契約期間と違約金」「支払い方法」「サポート言語」の5軸で比較する。外国人入居者は在留カードの残期間・クレジットカード保有・日本の電話番号確保の3点を事前に整えておくと契約がスムーズだ。携帯キャリアとセットで光コラボを選ぶのが料金面では最も合理的で、IPv6 IPoE対応プロバイダを選べば夜間の通信品質も安定する。短期滞在なら縛りなしプランやモバイル回線も視野に入れて検討してほしい。
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