賃貸住宅と地震保険——「大家まかせ」が招く大きな誤解
賃貸物件に住んでいる方から「地震保険は大家さんが入っているから自分は不要」という声をよく耳にします。これは半分正解で、半分は大きな誤解です。
確かに、建物そのものに対する火災保険や地震保険は建物オーナー(大家)が加入するものです。地震で建物が損傷しても、修繕費用は大家が加入した保険から賄われます。しかし、あなたが部屋に持ち込んだ家具・家電・衣類・貴重品などの「家財」は、大家の保険では一切補償されません。
2024年に発生した能登半島地震では、賃貸物件に住む多くの入居者が家財を失いながらも保険未加入のために補償を受けられず、全額自費での再購入を余儀なくされた事例が相次ぎました。家財の総額はひとり暮らしでも100〜200万円、ファミリー世帯では300万円を超えることも珍しくありません。
