事実婚・未婚カップルの賃貸、何が問題になるのか
日本では、婚姻届を提出していないカップル(事実婚・内縁関係・同棲カップル)が賃貸物件で二人暮らしをするケースが増えています。しかし、賃貸契約において「籍が入っていない」ことで、いくつかの障壁が生じます。
よくある問題点
- 入居審査での「関係証明」の難しさ:によっては、婚姻関係のない同居を「不安定な関係」とみなし、審査を渋るケースがある
カップルや友人とのルームシェアで賃貸を借りる際に知っておくべき、名義人の法的責任・家賃折半の公平な決め方・間取り選びのポイント・管理会社への報告義務まで、実践的なアドバイスを詳しく解説します。
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これらの問題を事前に把握し、適切な対策を取ることで、安心して二人暮らしをスタートできます。
「同居人」として申告する
事実婚・未婚カップルが賃貸申し込みをする場合、一般的に以下のいずれかの方法で申告します。
最もリスクが少ないのは、「婚約者として正直に申告し、入籍予定日を伝える」方法です。審査担当者に誠意を見せることで、通過率が上がります。
必要書類と審査のポイント
| 書類 | 用途 |
|---|---|
| 本人確認書類(両名) | 在留確認・身元確認 |
| 収入証明(両名) | 支払い能力の証明 |
| 在職証明・内定通知書 | 継続的な収入の証明 |
| 住民票(関係が確認できるもの) | 現住所・続柄の確認 |
収入審査は名義人(契約者)の収入をベースに行われます。名義人の年収が月額家賃の36倍(3倍/月×12ヶ月)未満の場合は、連帯保証人・保証会社の審査が厳しくなります。
二人収入合算で審査できる物件を選ぶ
管理会社・不動産会社によっては、同居予定の二人の収入を合算して審査してもらえる「収入合算」制度があります。一方の収入が少ない場合でも、二人合わせれば審査基準を満たせるケースがあります。内見・申し込み前に「収入合算は可能か」を不動産会社に確認してください。
一般的な選択肢
賃貸借契約の名義は一人のみが基本です。どちらを名義人にするかは、以下を考慮して決めましょう。
注意:名義人以外の権利は脆弱
婚姻関係のない同居人は、賃貸借契約上の「同居人」にすぎません。名義人が退去を申し出たり、夜逃げした場合、同居人は法的に継続居住を強制する権利が制限されます。
これを防ぐために、以下の対策が有効です。
日本の法律では、婚姻届を出していない「内縁関係」にも、一定の法的保護が認められています。
内縁関係として認められる主な条件
内縁関係に認められる法的保護の例
ただし、法律婚(婚姻届提出済み)と比べると保護の範囲は限定的です。賃貸においても、「内縁関係」として法的保護を受けるためには、長期間の同居実績・家計共有の証拠が必要になるケースがあります。
間取りの選び方
二人暮らしに適した間取りは「1LDK」または「2K〜2DK」が一般的です。
二人入居OKの物件確認
「二人入居可」と明記されていない物件は、単身者向けの規定で運用されているケースがあります。申し込み前に「二人で入居したい」と不動産会社に伝え、大家の許可が出るかを確認してください。
生活費の分担取り決め
二人暮らしをスタートする前に、以下を話し合って決めておくとトラブルを防げます。
事実婚・未婚カップルの賃貸での二人暮らしは、適切な準備と取り決めで安心して進めることができます。将来の選択肢を狭めないよう、法的な知識を持ちながら賢く住まいを選んでください。
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