高齢社会の進行に伴い、賃貸住宅に住みながら家族の在宅介護を行う、あるいは自身が介護が必要になるケースが増えています。賃貸住宅での在宅介護には、設備の改修・手すりの設置・段差解消といった住宅改修が必要になることがありますが、賃貸物件では自由に改修できない制約があります。本ガイドでは、賃貸での在宅介護に関する法的なルールと大家との交渉方法、利用できる公的支援制度を詳しく解説します。
賃貸での住宅改修——何ができて何ができないか
介護のために住宅を改修する場合、借地借家法および賃貸借契約の「原状回復義務」が制約になります。基本的なルールとして、賃貸人(大家)の承諾なく建物を改修することは認められていません。
