退去前クリーニングを自分でやる「メリットと前提確認」
退去時のクリーニング費用は賃貸トラブルの定番テーマのひとつです。「借主負担」として特約に盛り込まれているケースも多く、請求額を見て驚く入居者は少なくありません。しかし、退去前に自分でしっかり清掃しておくことで、管理会社や貸主から「クリーニング不要」または「範囲縮小」と判断される余地があります。
ただし、闇雲に手をつけると傷や汚損を広げて原状回復費用が増える場合もあります。まず前提として、契約書の「特約条項」を再確認しましょう。「退去時の室内清掃費用は借主負担とする」という文言がある場合、自分でどれだけきれいにしても業者クリーニング費用を請求されることがあります。それでも、自分でできる範囲の清掃を怠れば追加の修繕・清掃費が上乗せされるリスクが高まるため、DIYクリーニングに取り組む価値は十分あります。
自分でやれる範囲:水回り・換気扇・窓ガラス
市販の油汚れ用洗剤(アルカリ性)を使えば、コンロの油脂汚れや換気扇フィルターの汚れは大幅に落とせます。フィルターは取り外して重曹・セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に30分ほど浸け置きすると効果的です。シロッコファン(換気扇の羽根部分)は外せるタイプであれば同様に浸け置き洗いが可能です。ただし、ファンの奥のダクト内部は自力での清掃が困難なうえ、無理に触ると壊れる恐れがあります。



