長期留守中のリスクを正しく理解する
年末年始やお盆、連休を利用した帰省・旅行など、賃貸を1週間以上空ける機会は誰にでもあります。こうした長期不在は、残念ながら空き巣にとっては「チャンス」です。警察庁の統計では、住宅を対象とした侵入窃盗のうち、不在を狙った「空き巣」が最も多い手口の一つです。
留守中に起こりうるリスクは、防犯だけではありません。
数週間以上の旅行や帰省で長期不在になる際、賃貸住宅にひそむセキュリティリスクと設備トラブルを防ぐための実践的な対策をまとめました。
賃貸物件での安全な暮らしには、物件選びの段階からセキュリティ設備を確認することが重要です。本記事では、物件選びの確認ポイントから入居後の自衛策、女性の一人暮らしに特化した対策、被害時の対処法まで専門家が徹底解説します。
オートロックや防犯カメラは「あれば安心」ではなく、種類と設置場所によって防犯レベルが大きく異なります。内覧時のチェックポイントと入居後の対策を、賃貸不動産のプロ視点で解説します。
集合郵便受けの種類と防犯性能の違い、郵便物盗難のリスクと対策、内見時のポストチェックリストを賃貸専門家が解説します。
賃貸住宅での不審者やストーカー被害は誰にでも起こりうるリスクです。物件選び段階からの防犯チェックポイント、入居後の日常的な対策、被害が起きたときの警察・管理会社への相談手順まで、具体的な行動指針をわかりやすく解説します。
これらのリスクを減らすため、出発前に以下の対策を実践しましょう。
空き巣は「確実に誰もいない」と判断した物件を狙います。留守中でも「誰かいるかもしれない」という雰囲気を演出することが防犯の基本です。
照明のタイマー設定: リビングや廊下の電気をタイマーで自動点灯・消灯させます。市販のコンセントタイマーを使えば、1,000〜3,000円程度で設置できます。夕方18時から23時頃に点灯するよう設定するのが効果的です。
カーテンの状態: 昼間に全閉のカーテンが続くと不在の証拠になります。採光用の薄手のレースカーテンは閉めたまま、厚手の遮光カーテンは半開き程度にしておくと自然に見えます。
窓・ベランダの施錠: 全ての窓に補助錠をかけ、ベランダのサッシも内側からロックします。窓に防犯フィルムを貼っておくと、ガラスを割っての侵入に時間がかかり、犯人が諦める効果があります。
玄関ドアのダブルロック: 補助錠(チェーンロックや後付けサムターン)を使い、施錠を二重にします。ピッキング対策済みの鍵か確認し、不安があれば管理会社に相談しましょう。
旅行中のリアルタイム投稿(「〇〇旅行中!」「今日から2週間帰省します」など)は、不特定多数に不在情報を公開しているのと同じです。投稿は帰宅後にまとめて行うか、友人のみ公開設定にするなど注意が必要です。
LINEのステータスにも不在情報を記載するのは避けましょう。知人経由で情報が漏れることもあります。
ガス: 長期不在前にガスの元栓を必ず閉めましょう。元栓の場所は入居時に確認しておくと緊急時も安心です。給湯器のリモコン電源もオフにしておきます。
水道: 夏の旅行であれば止水栓を止める必要はほぼありませんが、冬の帰省(特に北海道・東北・北陸など積雪地域)では水抜き(凍結防止)が必須です。水抜きの方法は地域や建物によって異なるため、管理会社に入居時に確認しておきましょう。
留守中に郵便物や宅配便が滞留すると、空き巣に不在のサインを与えるだけでなく、重要書類の紛失リスクも生まれます。
長期不在中に腐敗した食品や放置したゴミは、虫の発生源になります。出発前日には冷蔵庫の中身を整理し、生ゴミを全て捨てます。ゴミ袋は出発当日の朝にゴミ収集日であれば捨て、そうでなければ臭い漏れしないよう厳重に密閉して処理してから出発しましょう。
三角コーナーや排水溝のゴミも忘れずに清掃します。
帰宅したら、まず玄関から室内の様子を確認します。何か異変(窓が開いている、物が乱れているなど)があれば、室内に入らず即座に警察(110番)に連絡してください。
問題がなければ、以下の順番で確認を進めます。
旅行・帰省は楽しい時間ですが、賃貸に戻ってから安心して暮らし続けるために、出発前の準備を習慣にすることをお勧めします。
不動産ネットワーク
投資物件・賃貸住宅・テナント・運営会社をつなぐ不動産4サイト連携。
賃貸物件でもスマートロックや映像付きインターホンを後付けできる場合があります。大家への許可取りの方法、原状回復への影響、おすすめ製品の選び方を解説します。

26,000円/月
詳細を見る