マンションや賃貸アパートは、建物を長期にわたって良好な状態に保つため、定期的に外壁塗装や屋根防水工事などの大規模修繕工事を実施します。一般的に、コンクリート造(RC・SRC造)のマンションは12〜15年ごと、軽量鉄骨造や木造のアパートは8〜12年ごとに実施されます。
修繕工事の主な内容は、外壁のひび割れ補修・タイル貼り替え・防水層のやり替え・バルコニーの防水・給排水管の更新などです。これらは建物の耐久性・資産価値を維持するために必要な工事ですが、実施中は入居者の日常生活に少なからず影響を及ぼします。
工事中に入居者が受ける主な影響
①足場の設置による日照・採光の低下
外壁工事では建物外周に足場が設置され、ネット(メッシュシート)で覆われます。工事期間中(通常2〜6ヶ月)は窓からの日差しが大幅に遮られ、室内が暗くなります。特に低層階や北向き住戸は影響が大きくなります。
②作業音・振動・臭い
外壁の削り取り(ケレン作業)や打診検査(専用のハンマーで外壁を叩いて空洞を確認する作業)は、強い音と振動を伴います。塗装工事では揮発性有機溶剤(VOC)を含む塗料を使用する場合があり、一時的に塗料の臭いが室内に入ることもあります。作業は通常平日8時〜17時に行われますが、工程によっては騒音が避けられません。
③ベランダ・バルコニーの使用制限



