ドア・引き戸・窓サッシの建付け不良とは
賃貸住宅に入居してから、ドアがきちんと閉まらない、引き戸が引っかかる、窓サッシの鍵がかけにくいといった不具合に気づくことがあります。これらはまとめて「建付け不良」と呼ばれ、日常生活に支障をきたすだけでなく、防犯上の問題にもつながりかねません。
建付け不良が起きる主な原因は大きく分けて三つあります。一つ目は経年変化による木材の収縮・膨張です。ドア枠や引き戸レールに使われた木材は、季節や湿度の変化に応じて膨らんだり縮んだりします。特に梅雨など湿度が高い時期はドアが膨張して閉まりにくくなることが多く、反対に冬の乾燥期には隙間が生じることもあります。二つ目は建物自体の経年沈降・歪みです。築年数が経過した物件では、地盤の緩みや基礎の微細な動きによって建物全体が少しずつ歪み、開口部(ドアや窓の枠)が変形することがあります。三つ目はヒンジ(蝶番)やレールの劣化・緩みです。使用頻度が高いほど金属部品は摩耗し、ネジが緩んでドアが傾いたり、レールに異物が詰まったりします。
自分でできる応急処置
建付け不良を発見したとき、管理会社に連絡する前に試せる簡単な応急処置があります。ただし、賃貸物件での作業は壁や建具を傷つけないよう十分注意し、大がかりな改造は絶対に行わないことが前提です。



