店舗付き住宅とは——商業・居住が一体となった物件タイプ
店舗付き住宅(店舗兼住宅)とは、1棟の建物内に店舗スペースと居住スペースが組み合わさった住宅形態です。一般的には1階が店舗(商店・事務所・診療所など)、2〜3階が住居として設計されており、もともとは商売をしながら住む「職住一体」のライフスタイルを前提に建てられた物件です。
日本では商店街の一角や住商混在地域に多く見られ、昭和期の下町や地方都市の中心商業地に現存するケースが多くあります。近年は店舗スペースの需要低下に伴い、住居専用または住居と作業スペースの複合利用を目的に借りる方も増えています。
住居部分だけを借りる「住居専用利用」の可能性
店舗付き住宅を住居のみで賃貸借する場合、以下の2つのパターンがあります。
パターン1: 住居部分のみを賃貸するケース
オーナーが1階店舗と2〜3階住居を別々に賃貸に出しているケースです。この場合、入居者は住居部分(2〜3階)のみを契約し、1階の店舗は別のテナントが借りるか、または空き店舗のままとなります。賃料は住居部分のみの相当額が設定されており、一般的な賃貸マンションと同様の交渉が可能です。
