囲い込み・両手仲介とは何か
賃貸物件を探していると、「この物件、別の会社では扱っていない」と感じた経験はないでしょうか。これは偶然ではなく、「囲い込み」と呼ばれる業界慣行が背景にある場合があります。
両手仲介とは、仲介業者が貸主(オーナー)と借主の両方から仲介手数料を受け取る取引形態です。通常、仲介手数料は借主から1か月分(家賃の1倍)が上限とされていますが、両手仲介では貸主からも手数料を受け取れるため、業者にとって利益が2倍になります。
囲い込みとは、両手仲介を成立させるため、他の業者が紹介できないよう物件情報を意図的に「抱え込む」行為です。REINSと呼ばれる不動産流通システムに登録しながら、他業者からの問い合わせに「すでに申し込みが入っています」などと虚偽の回答をするケースがあります。
借主にとってのデメリット
囲い込みが横行すると、借主にはさまざまな不利益が生じます。
1. 選択肢が狭まる 複数の仲介会社が同じ物件を紹介できれば、借主は複数の業者で比較しながら最適な条件を選べます。しかし囲い込みでは特定業者しか紹介できないため、借主の選択肢が制限されます。



