仙台が外国人にとって人気の理由――東京・大阪と比べた家計上の優位性
仙台市は東北最大の政令指定都市で、人口約110万人、留学生・技能実習生・特定技能在留者を含めて外国人居住者は2万人を超えます。東北大学・宮城教育大学・東北学院大学などの教育機関、トヨタ自動車東日本・アイリスオーヤマなどの企業、自衛隊基地周辺の米軍関係者と、外国人コミュニティは多様性に富んでいます。
仙台が外国人居住者に選ばれる最大の理由は、家賃の安さと生活インフラのバランスです。東京23区の単身向け1Kの平均家賃が8〜10万円であるのに対し、仙台市青葉区中心部でも5〜6万円、宮城野区・若林区・太白区では4〜5万円が相場。年間で30〜60万円の家賃差は、留学生にとっては授業料1学期分、就労ビザ居住者にとっては母国への送金原資1年分に相当する大きな差です。
ただし、仙台特有の「冬の生活コスト」を見落とすと、家賃の安さで浮いた分を暖房費で吐き出す結果になります。本稿では、仙台でらしする外国人居住者の月間支出を費目別に分解し、リアルな家計感覚を整理します。



